速報 日経平均30年6か月ぶりの3万円大台回復

15日の日経平均は30084円15銭で564円08銭高と大幅反発1990年8月以来の3万円大台回復となった。2020年10月~12月期のGDP成長率が市場予想を上回り、コロナワクチン国内到着等経済活動正常化への見方も強まり、前場3万6円からいったんは200円前後下押したが結局引けまでに買われ、高値に近い形で終了した。ファーストリテイリングとソフトバンクG、オリンパスの3銘柄だけで日経平均を約220円押し上げた。市場全体の空売り比率も週末39.1%あったものが本日33.8%まで低下しているところからしても、本日買戻しが株価の上昇の要因の一部になったことは想定される。今月に入り本日で約2400円上昇しており過熱感は否定できないが、現在の状況を「バブル」と認識する見方も多く、警戒感のある中での大幅な株価の調整は当面ないと考えられるのではないでしょうか。また、あまり大きなニュースになってないですが13日にはイタリア首相にECBの前総裁のドラギ氏が首相に就任した。総裁時代に国際協調の最前線に立ち、ドラギマジックと言われた手法を用いて活躍した同氏の就任は、先進国にとって協調路線推進という意味で、追い風となる可能性もあるのではと考えます。